魔法少女まどか☆マギカ その1

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魔法少女まどか★マギカ考察のまとめ
lifehack200さんのまとめ。
タイムラインチャートがよい感じ。


2011/4/27
Togetter-巴マミ考察: 彼女はいかにして『魔法少女』になったか
Ernest Croft(@middlanger)さんの巴マミ考察。

一方で、マミさんは契約によって生き延びたことで、その後の人生が一変してしまった。
もはや両親の姿はなく彼女たった独り、残されたものは魔法少女活動のみである。
この大きな非連続性に直面した幼い少女が、魔法少女活動にこそ生きる意義を見出したであろうことは容易に想像できる。
ここにマミさんの孤独がある。
彼女にとって『魔法少女』とは結果ではなく目的なのである。
それゆえ、その価値観を共有することは、同じ魔法少女でさえ容易なことではない。
第3話でのまどかの告白がマミさんにとってどれほど大きなものであったか、想像するに余りあるだろう。

ここに思いを馳せることができるかどうかによって、マミの見え方はだいぶ変わる気がしますよね。

魔法少女」を肯定されることはマミの生自体を肯定することであるということ。
それゆえにまどかに「魔法少女」を肯定されることは、この上ない喜びとなったこと。
魔法少女」を否定されることは、マミの生自体を否定することであるということ。
魔法少女」が魔女になるということが、この上ない絶望となったこと。

マミの厨二と言われている態度は決して憧れや逃避のみではなく、
その役割でしか生きられないからであるということ。
どこまでも「魔法少女」であろうとした生真面目さがあの態度を生み出していること。
賢かったがゆえにそれを装うことができたこと。
であればこそ孤独にならざるをえなかったこと。

愛情感じるとてもよい考察ですね。


2011/4/22
魔法少女まどか☆マギカ最終話の演出の解説 リボンが象徴する事
karimikarimiさんの新房監督とリボンの話。
リボンは「絆」「覚悟」の象徴として扱われ、それを結ぶことで相手を感じられる。

当時とても興味深く見させていただいた記事です。
このリボンの象徴性てとても男性特有の少女に対するロマンチシズムを感じますよね。
髪型を変えることによる心境の変化は現実でもよく見られるとは思いますが。

実際、リボンつけてる娘さんはいないからアレなんですけど、女の子同士で持ち物を交換する・・・ってあるんだろうか。
同じものを持つ、っていうのはよくあると思うんですけどね。

新房監督にこういうところがあるからこそ、なのはもまどかも人気がでたんだろうとも思ってます。


2011/6/3
まどか☆マギカ 良い子悪い子普通の子
有村悠さん まどかキャラのメンタル面について。
この辺りの話はたくさんあったんですけど、病的に扱わないことにしたのがいいなと思った記事です。
良い子のまどか :平凡な自分へのコンプレックスが強い。だけどもこれはほむらとの関係性がそうさせているのではないか?
悪い子の杏子  :悪いことをすることで自分を保っていた杏子。それはむしろ自傷にも近いものではないか?(いわゆる非行少年)
普通の子のさやか:家庭のことはわからないが、発達上の未熟さがある以上、むしろ自然な反応なのではないか?
といった考察ですね。

言おうと思えば世の中の誰のことも病気扱いできると私自身は思っているのですが、
どんな人でも過酷な状況におかれたら、通常と違う反応してしまうものじゃないですか?
まどかにでてくる子たちの反応はみな中学生らしいものの見方どころか、それより常識的なくらいになぜそうなったか理屈で説明できるもので、「大人の常識」的な見方で、男性的な論理的な思考で表面的な行動だけをみて普通の状況ではしないことだからと、病んでると評するのはおかしいですよね。
さやかの考えに少なからず共感できる女の子(男性も)がいたからこそ、杏さやも流行ったのだと思うのですよ。

また、家庭に問題があったとしても子どもが病むかは必ずしもイコールで規定されるものではなく、普段は彼女たちなりの適応をしてそれぞれ生きてきていたわけですよね。
それが過酷な状況におかれた際には変質してしまうことをもって病気といえるのか。
どこからが病気でどこからが病気ではないのか。現実にも関わるとてもセンシティブな問題ではありますね。
家庭の問題は状況の変化に反応しやすくなる一要因ととらえるべきではないかな。

ただし普通一般の日常生活ではほむらが一番病む可能性のあった子ではあると思いますけどね。
そんなほむらではなく世間的にみれば精神的に一番健康的と見られるであろうさやかがああいう結末を迎え。
日常に一番適応しがたいだろうほむらが魔法少女に適応できて、日常に一番適応できるはずのさやかが魔法少女に適応できない。
この逆転が何を指すのかっていう視点もおもしろいんじゃないでしょうかねえ。
まどかは日常と魔法少女の世界を行き来できる可能性のある、主人公らしい立ち位置ではありましたね。